INDEX Philosophical Deliberation about DEMOCRACY /自衛隊の事

社会党が自殺してからこちら『自衛隊が憲法違反で、違法な存在であり、行政による違法行為は続いている』事をハッキリと言うのは共産党ぐらいだ。
常にこの手の議論を行うと『現実的でない事を言う学生の様な理想主義者』と侮蔑的な意味あいを込めて呼ばれる。
しかし、考えていただきたい。政治とは10年100年の先を考えて私達が本当に有るべき姿を見つめ、それに近付いて行こうとする人の営みのはずである。理想を欠いた政治は単なる税金のばらまきに過ぎない。

【なぜ僕が軍隊を嫌いになったのか】
光州事件という物を知っていますか。そもそも1980年5月17日、(僕が20歳の頃)起こった事件ですが『韓国の光州』と言う都市で暴動が起こり、軍隊が鎮圧に当たり多くの市民が殺されたという事件です。
政府の発表では193名、非公式には2000名以上の市民が殺されました。

この事件をどう捉えるかは人様々でしょうが、自国の市民を自国の軍隊が虐殺したという事は明確な事実です。

事件が起こった当時、雑誌で書かれていた記事を今も覚えています。
ある青年がデモに向かう時に記者に『これから自分は死にに行く、軍隊は何も武器を持っていない我々を虐殺している。この事を必ず世界に伝えてもらいたい。』と言う意味の言葉を残して消えたそうです。
妊婦の腹を銃剣で引き裂き、何も武器を持たない(ある程度の武装は有った様ですが軍隊にくらべれば無いに等しいのです)デモに銃弾を打ち込む虐殺は10日近く続きました。

僕が法律を学ぶ最初の原点だったかも知れない。

軍隊は決して国民を守るだけの目的で作られてはいません。
命令と有れば自分の家族さえも殺すのが軍隊です。

一つだけ明確な目的は『人を殺す』と言う事です。
災害時の救援活動などにごまかされてはいけません。

いまだに光州民主化運動は様々な捉え方がされています。

この事件の時はわざわざ違った地方の出身者で集めた部隊を編成して薬を投与した上で虐殺を行わせたという話を何かで読んだ事が有ります。

では自衛隊が僕らを殺さないと言う保証は有るのでしょうか。シビリアンコントロールは確実なのでしょうか。今の日本にこれだけの軍隊は必要なのでしょうか

まず、軍人個人が引き金を引くのを躊躇すると考えるような『甘い』考えは止めましょう。八百屋がダイコンを売って、ソフト屋がソフト作るように彼等は人を殺すのです。何も躊躇せずに人を殺す訓練をするのがあいつらです。

町で軍隊の制服を着ている連中を見るとぞーとします。

と言いながらサバイバルゲームが好きでエアガン持っていたりするのである。

この件の関連サイト: 1.読売新聞による公式記録  2.非公式記録  3.非公式記録 


自衛隊合祀拒否訴訟の事

『自衛隊合祀拒否訴訟』って知っていますか。中谷康子さんという自衛隊員の家族の方が自衛隊を相手取って合祀を拒否したのです。

自衛隊の事故で夫が死んだ時に靖国神社に葬られるという一方的な通知に彼女はNOを唱え、裁判を起こしました。

事故が起こったのは1968年の事です。
そもそも、葬儀の時に死んだ夫と対面できたのはわずか数分、通夜も国が主催する葬儀の中で行われたので親子三人で夜を過ごす事も出来なかったそうです。
編み掛けのカーデガンを仕上げて棺の中に入れたものの、きちんとかけてやれなくて、それが心残りだったそうです。遺体は病院からまっすぐ部隊に運ばれ部隊葬が行われそのまま焼かれました。

そして彼女は追われるように岩手を去ります。
人が人として生きる事の重要さと、それを許さない組織の理論。それに異議を唱える勇気。

そして彼女は、多くの名のらない臆病者から『非国民』『裏切り者』と罵倒され脅迫されながら生きるのです。

勇気の有る女性です。僕は尊敬しています。

大学の授業でこの話を聞いた時僕は涙が止まらなかった

こないだ(1999/11)事故で二人の自衛官の方がお亡くなりになったが、葬儀はどんな形で行われたのだろうか。
御家族の方になんと言ったのだろうか。
かれらも軍隊に殺されたのだ。

参考文献:『自衛隊よ夫を返せ!』田中伸尚/現代教養文庫




では仮想敵国が攻めてきたらどうするのか
どうしたら良いのでしょうか。考えなければなりません。
人が人を暴力で従わせようとした時に戦争は起こるのです。
そして世界は武器で満ちあふれています。
世界各地で起こっている殺しあいに誰が武器を与えたのでしょうか。
地雷を作って儲けているのは誰なのでしょうか。
軍産複合体は人の血を吸って肥え太っています。
大体仮想敵国ってどこなんでしょうか。

確実な事は富かさが均一でないから争いは起こります。
平和的な経済の復興が、唯一争いのない世界を作る道です。




沖縄で日本の軍隊は自国民を虐殺した
ひめゆりの塔とか色々と映画になったりしているけど本当はどうだったんだろうか。 洞くつに隠れている時に赤子がないて米軍に見つかるという事で殺させた軍人の話しとかあまりいい話は聞いていない。
そしてそう言う話は映画にならない

そんな沖縄で始めて県民の意志の元で基地が作られる。
経済復興策を与えると言う見返りに大きな物を彼等は失うのだ。

太田知事は凄い人だった。彼こそ政治家なのだ。



お前は黙って家族が殺されるのを見ているのかと言う議論の愚かさ
そんな馬鹿はいない。手段を探してきちんと正当防衛を行う。
個人のレベルの問題と国家のレベルの問題を混同しない事!!!
ヨーロッパで一番美しい都市と言われていたボスニアが戦場になるのに時間は必要無かった。ただ武器が有れば良かったのだ。憎を与えるは必要無い。弱い心の中に憎しみは自然に生まれるのだから。

武器を持ちはじめたらきりがない事を忘れてはいけない。
防衛にしか使えない武器などはないのだし、常に戦争は自国を守る為と言う名目で始められた、ベトナムに負けてアメリカは共産主義化したでしょうか?


僕が恐れているのは自国の軍隊が僕を殺しに来た時の事である。
こんなページを作っていると殺されるかも知れない。

恐いなあ



法律がなかったら強姦ばかりが起こると論じた男の愚かさ
あいつが不愉快なのは、自分は強姦魔に犯される事はないと思っている辺りだよね。
か弱い女子供をおれは守ってやるんだ!!と言う匂いがぷんぷんする。
あいつには殺される立場の人間の事を理解できるとは思えない。
それを学ぶ為にはNYのマッチョなホモのお兄さんに一回犯された方がいい。 (このネタは 『噂の真相』のコラム性差万別/齋藤美奈子さんから頂きました。詳しくはwebで見ましょう。凄く面白い雑誌だし、面白いコラムです。)



世界で憲法9条は高く評価されている
日本の世論誘導においては歪められた姿が見せられている。
『日本は海外に軍隊を出さない卑怯で臆病な国と言われている』と言う物だ。


『唯一の被曝国である事』は忘れられていないし、 『すばらしい平和憲法を持っている事』 は海外でも高く評価されている。
確かに憲法制定の経緯は色々と有ったかも知れないが平和を目指す事の重要さは忘れてはいけない。

このコーナーではいかに高く評価されているかを紹介して行きたい。




少しずつでも自衛隊を小さくしよう!!
確かに基地を作ったり、武器を買ったりするのは経済効果が生まれるように見えるかも知れない。
けどそれは間違いだ。きちんと働いて人様に喜んでいただける物を作って始めて経済は復興する
常に不況とともに時代は右傾化する。
そして、自国の経済が悪い理由を他国に見つける為に戦争は行われる

北朝鮮の脅威は日本の経済不況が生んでいるのだ


今は不況のまただなかである。職がない時に軍隊の仕事をしたら金になるとしたら僕はどうしようか。
軍人になったら給料もらえるとなったらどうしようか。
僕、今失業中だから心が揺れるです。

お前なんか誰も雇わないって言われそうだね。




僕の町の話
今、僕の住んでいる町には自衛隊が駐屯しています。町の経済も大きくこの軍隊に依存している部分が有ります。
今度、大型ヘリコプタが配備されるそうです。
どこの誰にどのように自分の意志を伝えればいいのでしょうか

近くに病院や幼稚園が有るような町中に自衛隊は駐屯しています。
お城の跡地で桜がきれいな公園で迷彩服を着た若者が訓練をしています。


かれらにとっては軍隊が就職先なのですから次の仕事を探してあげないといけませんね。

決して軍人個人個人が悪いなどといっているわけでは有りません。
個人的には良い人ばかりだろうと思います。家庭人であり良き市民であるかも知れません。しかしながら一旦軍服を着た瞬間から殺人者に変わるのです。それが組織という物です。




軍隊解体の長い道のりはまだまだ始まらない。 けど、必ず道は有るはずだと思う。
僕はあきらめないし、投げ出さない、そして探し続ける。 1999/11/30 AM6:00


文句の有る奴は相手になってやる、いつでも来い